不思議体験クラブ

霊能先生

MASK校長の心霊コラムは学研ムー公式サイト「ムープラス」にも掲載。
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「あるトラック運転手から聞いた話‥」

午前二時、生鮮食品をスーパーに届けるトラックが中継センターにぞくぞくと入ってくる。深夜に生鮮食品を配送するトラックは通常、中継センターを経由して荷物を積み、各スーパーへ荷物を届けてまわる。そんな中継センターで検品のアルバイトをしていた時の話をしてみよう。

午前二時半を回った頃、また一台のトラックがセンターに入ってきた。このトラックは荷物を積むのではなく降ろす方。トラックの荷台をゲートに設置すると、生鮮食品の荷物を降ろすためにドライバーが降りてきた。挨拶をしようと顔を見るとどうも様子がおかしい‥
「‥さ、さっきの‥ま 間違いない‥」
何かあったらしく顔が青ざめている。私は荷物を検品しながらドライバーに何気なくたずねると、少し声をこわばらせながら語ってくれた。

‥およそ30分前のこと、ドライバーのTさんと同じ会社のAさんは中継センター到着まであと数キロという地点を走っていた。センター近くの橋に差し掛かった時、奇妙な声を耳にする。
「おい、今の聞いたか?」
「聞いた!子供やったな」
運転していたTさんはトラックで橋を渡っている最中に子供が何かを呼びかけてくるような声を聞く。それは同乗者にも聞こえており、空耳ではないと思った。真夏の深夜、窓を開けてトラックを走らせていると「ガー!」というエンジン音で外の音はほとんど聞きとれないのはずなのになぜ‥。しかも橋の左右は川しかなく、こんな深夜に子供が一人で歩いているわけがないと感じた途端、Tさんは急に怖くなった‥。
そして子供の声が聞こえた直後、さらに奇妙なことが起こった。
「ピリリリリリリ!」
Tさんは驚きのあまり絶句した。それは携帯電話の着信音であったが、もう使わなくなった古い携帯電話からだった。
「‥もう回線の契約をしていないのに、どうして‥‥」

‥フーム、そんなことが‥。ところで子供は何て言ってたんです?
「それがね、分からないんだわ!
8歳か9歳くらいの小学生くらいの男の子だと思ったが、何と言っていたのかは分からなかった。Tさん達がその橋を渡ったのはこれが初めてではない。いつもは明るいTさんだが、この時は別人かと思えるほど憔悴しきった表情になっていた。古い携帯電話の着信履歴やバッテリーの状態を見せてほしかったのだが、次の検品で忙しくなり、そうしているうちにTさん達は発車してしまっていた。